アキレス腱周囲炎

 スポーツなどの繰り返しの負荷によってアキレス腱や腱周囲膜に炎症が起こり、アキレス腱痛として発症します。
 安静時の痛みはないことが多く、運動時の痛みが主な症状で、アキレス腱の踵骨(かかとの骨)付着部より2~5cm以内に痛みが生じ、周囲に熱感、腫脹が見られることもあります。
 治療は保存療法が基本で局所の安静を図り、アキレス腱への負荷を減らすために、ヒールの高い靴を履くことで疼痛が緩和されます。
 疼痛が強い場合には、ステロイドと局所麻酔薬の局所注射などが行われることがあります。下腿三頭筋の筋力アップを図ることやストレッチなどが再発予防に有効です。